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海外からの情報について:その3 『知識&経験のアップデート』について



はい、またしてもプレッシャーに打ち勝ち??

その3でございます。

今回は 『知識&経験のアップデート』についてです。


自然療法の世界には


伝統医学の分野と

近年の研究リサーチによって新たに解明された情報の分野が存在します。


アロマセラピーに関しても

この30年でかなり情報が増え、大きく変化がありましたよね。


販売されている精油やキャリアオイルの種類も劇的に増えましたし、

精油やキャリアオイルそのもの研究や情報も

かなり増えて、昭和時代 に学んだ世代と今では

学べる知識のレベルも随分と向上しています。


私が初めて英国で

アロマセラピーを資格スクールにて学んだ時には

あまりのレベルの酷さに驚いてしまい、

2日目で通うのを辞めたという 笑 

今だからこそ笑いながら話せる思い出があります。


え! 英国は本場って聞いているけど

そんな状況だったの!?と驚かれる方も多いかと思いますが、

30年前の状況では残念なスクールもありました。もちろんその頃でも素晴らしい教えをされていらっしゃったスクールもあったのでしょうが、

私が参加したスクール(2つとも)は残念な感じでした。


その頃と比べたら、現在では

精油についての情報も増えましたし

スクールも増えております。

ですが、

今でもアロマセラピーの資格コースを提供する

学ぶ場所・(講師によって?)、学びのレベルは異なります。


「アロマセラピーのディプロマを習得」していれば


“アロマセラピスト”とは呼べますが せっかくなら多くの種類の精油を学びたい、 精油の化学の知識も学びたい、など

色々と希望があると思いますので、

コースを選ぶ時にしっかりと

コース内容を確認してみてくださいね!


資格を授与できる機関を簡単に挙げますと


VTEC

ITEC

IFPA

IFA

CHP

 


などと、様々な機関での認定ディプロマコースがありまして、

英国では、ディプロマも

レベル3から5と

いくつかのレベルに分かれていますが

基本、どのコースで学んでもディプロマを習得すれば誰でもアロマセラピスト(マッサージの資格も一緒に取れる機関・スクールとマッサージのディプロマは別途習得必須の機関・スクール等には分かれますが)となれるわけです。


日本ですと

IFPA

IFA 等の協会の名前をご存知な方も多いかと思いますが、英国にはこの様にそれ以外の協会の認定コースも存在します。


ですが、認識については

先日お伝えしました「クリニカルアロマセラピー」

でも少し触れましたが、

英国内でもアロマセラピーについての認識

アロマセラピストに対しての認識というものは

この業界にいらっしゃらない一般の方々の場合まだまだ低いかと感じます。



とまぁ

ちょっと話がずれましたが、


『知識&情報のアップデートについて』 話を戻します


抗菌作用などをはじめとして、精油の効能についての研究は様々な分野で行われており、ありがたいことに、学術研究冊子や論文、カンファレンスでの発表などを通しアロマセラピストの私たちの耳にも入る世の中になっています。そしてこの分野で活躍する沢山の日本の科学者さんたちの素晴らしい研究を拝見する機会も非常に多いのです。


そうなんです、精油関係の情報って「海外から」というイメージを持っている方も少なくないでしょうが、日本からの情報にも是非注目してほしい時代でございます。


海外からの専門書などの精油の効能や注意事項についてのまとめ情報も

よ〜〜く見てみると「え?日本のどこどこ大学での研究室の実験結果??」なんて事も多いですよ。



さてさて、

この記事を読んでくださる稀有な 皆さま方の中で

自分の知識を常にアップデートしていらっしゃるという方は

どのくらいいらっしゃいますか?



  • スクールで学んだハーブや精油を


  • ご自身が学ばれた情報(知識)は今の時代にアップデートされていますか?


  • お使いの書籍、テキストは情報アップデートされているものでしょうか?


昔出版された(特にアロマセラピーが知られてきた初期の時代 原初・翻訳本)書籍の内容には今となっては「え??これ大丈夫?」って内容も含まれている可能性もあります。


先日もインスタやFBにてボソッと呟きましたが、

精油のホルモン様についてとかを始めとして、

精油の注意、禁忌事項とかの情報は

かな〜〜〜〜りアップデートされていますよ〜


また、


アップデートも重要ですが

情報の受け取り方も大切ですよね。



特に海外からの研究論文などは

抜粋での翻訳も多いと思うので

要注意だったりします。

どんな環境下での実験か? 等もしっかり把握しておきたいものです



リサーチの結果もよーーく見ると、

時によっては研究室の中での話であって

実際の現場ではどうなのか??については

我々の予想、判断に託されるって内容も多いので

(ま、アロマセラピストに向けての研究というものはまだまだ少ないですものね)

研究室での結果のみで判断せず

実際、ご自身が現場で精油を手にする際に


「どの様に活かせるか?どのような注意が必要になるか?」


塗布のケースであれば?

ベースには何を使ったらその効能を活かせそうだろう?

吸入で精油を使うならば?


という様な『自身の判断力がとても大切になるなぁ』と研究発表等を見聞きする度に

う〜むと考えさせられます。



それには自分の「経験と知識の蓄積」が不可欠となります。



情報が入ってきても

それをどう活かすか、活かせないかは自分次第


精油もハーブも「効能」や「成分」を覚えても

実践での経験が伴っていないと

せっかくの情報も活かしきれない事も多々あります。


11月に東京にて行う対面講座で

ホルモン様があると言われている(以前は言われていた)精油についても

少しご紹介する予定です。


○○ホルモンが低値なので

精油やハーブで改善したい 


という患者さま(クライアント様)がいらっしゃったら

皆様はどのようにアプローチしますか?


○○ホルモン低値に良いと言われる

精油やハーブを色々調べてご紹介したい!と

思われる方が多いかと思いますが


少し立ち止まって考えてみませんか?


えーっと


まずですね

例えば精油についてであれば


その精油のどの成分が

どの様に作用するのでしょう?


それら特定の成分が

私たちの体で効果を示すにあたっては

どんな経路がベストなんでしょう?


また

どのくらい(成分量)

どんな形で投与したら

数値がアップしたなど?


しっかり把握されていらっしゃいますか?


香りから?(精油は何mg・1日にどのくらい必要?)

塗布? (希釈濃度は?)

坐薬? 使用頻度 mg?

飲用??



そして何よりも大切なのが

その不調は、精油やハーブのホルモン様の効能を持って

改善するのでしょうか?


他のアプローチの方がベターという可能性はありませんか?



「△△の論文に××の症状に〇〇の成分が効果あるって出ていたよ」

「〇〇にはこんな効能があるらしいよ」


という情報だけで安易に判断せず

実際に使う際のケースにどう使えそうか?

まで、しっかり考えて実践に活かしていけたら良いですよね! ................. 11月29日の東京での対面講座は満席の為 只今キャンセル待ち受付中です。

キャンセル待ちご希望の方は herbalhealinguk@gmail.com まで メッセージをお残し下さいませ。


【対面講座・奈良】 ・11月28日 初心者向けのハーブ講座 及びダイジェスト版の婦人科系の不調へのハーブのアプローチ講座 詳細は→ 香薬房 https://koyakubo.com/ 様のブログページをご参考ください。 【対面講座 東京】 初心者様そして テキストでは学んだことがあるけれど しっかりと使いこなせるように個々のハーブをしっかり学びたい皆様へ: 個々のハーブの使い方、キャラクターを含め じっくり学べる(プロが使うチンキ剤もサンプルにお持ちしますよ〜) 12月1日(東京)での対面講座もお勧めです。 https://profile1.peatix.com

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英国在住メディカルハーバリスト&アロマセラピストリエコ・大島・バークレーのブログです。

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