カラマス/ショウブ(菖蒲)Acorus calamus ハーブ&精油について
更新日:2023年9月12日
日本でもお馴染みのハーブの ショウブ(菖蒲)
Acorus calamus
英語では
Sweet Flag スウィートフラッグ や
Calamus root カラマス ルート などと呼ばれています。
薬草としては、
かなり昔から利用されており、 芳香性の苦味健胃作用と 駆風作用を持ち、消化促進、 疝痛など他、鎮痙、発汗、毒素を除去する手助けをするといった形で リウマチ等の処方にも使われてきました。またペストや狂犬病にも使われてきた記載も残っています。 日本では「邪気祓い」として知られている ←「菖蒲湯」として使われることでも
馴染みがあるハーブの一つですよね。
私がメディカルハーブ医学校の学生の頃は このハーブを少量を利用することで「胃酸過多」の症状に有用であると学びましたが メドゥスイートやマーシュマロウ根等を使うことの方が多くって、学生時代にクリニックで 数回使った事はありますが、独り立ちしてからはすっかりご無沙汰しているハーブです。 ハーブ医学の処方では(精油も)このハーブの「根」を使います。 根の内部は淡いオレンジ色から淡い黄色がかっており その表面にはわずかに盛り上がった根傷跡が指の関節等に似通っています。
とBen Charles Harris 氏の
『The compleat herbal』1972年出版
に書かれています。
最近この植物(根)から抽出された精油も「カラマス(カラムス)」の名で
売られていますが、
安全性について色々心配されている方も多いのでは? ないでしょうか?
FDAアメリカ食品医薬品局が
世界で発見された4種のカラマスのうち3種にケトン類の「β-アサロン」と呼ばれる
発ガン性化学物質が含まれているため、カラマスの食品への使用を禁止していますが、
このβ-アサロンの含有量は、
0%から96%まで種によって大きく異なります。
そうなんです、カラマスと言われるハーブ(精油)も種類があるので
=成分が分かれば危険性を回避を出来やすいのです。
「危険性・毒性」が書かれているハーブや精油を耳に目にすると
「え?じゃあ使わないほうが良いの?」と購入を躊躇される方もいらっしゃれば
「売っているなら安全じゃないの?」と購入に積極的な方に分かれるかもしれませんが、
売っているから100%安全という図式に結びつければ良いのですが、
残念ながら植物療法の世界では
「使い方に注意をしなければならない」種類のものも
沢山出回っております。なので、
危険性が問われる物をを購入=利用されたい場合は
何がどのように危険となるのか?
どの成分をチェックすべきか?
等を知っておく事が非常に重要となります。
購入の際にはご自身が購入されるカラマスがどの種のものか?
安全性は?どうか?等
ここら辺の知識をしっかりお持ちの業者さんかどうか? → 「分かりません」何て言う業者さんからの購入は避けたいですよね^^;
そして成分表をチェックしたいものですよね! →この精油(やハーブ)を売られたりしているのであれば、その業者さんは 成分表をチェックされているはず?ですよね💦(と信じたい、、汗)
この成分の危険性については
経口について毒性の項目が特に知られていますよね。
精油の場合流石に「経口」する方はいらっしゃらないでしょうが、 IFRA(The International Fragrance Association)をはじめとして、 皮膚への利用についても(種類によっては)“その利用は避けた方が良い〜”
あるいは “かなり低い濃度のみ” などの注意が促されています。 「β-アサロン」が割と多く含まれていても、ディフューザーで使えば安全か? と問われますと、 分子が小さい精油ですから 長時間や毎日の様に使っていれば 鼻腔(非常に経皮吸入が高い鼻の粘膜から〜)血流に吸収される可能性もゼロではないんじゃないかなぁ? と小心者でめっちゃ心配性の私は不安に感じます。ここら辺のデータがあれば良いんですがねぇ。 このハーブからの精油を売られている販売者様〜 どうぞ購買者様の不安を一掃出来るような情報を是非シェアお願いたします🙏 ..................................... ◉日本での対面講座申し込み受付中です。
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